帯状疱疹とは、子どもの頃に感染した水疱瘡のウイルスが原因で起きる疾患です。
水疱瘡は治った後、ウイルスそのものは体の中にそのまま潜伏する形で留まるといわれており、大人になり過労やストレスなどが原因で免疫力が低下すると、潜伏していたウイルスは再び活性化して帯状疱疹を発症させるといったメカニズムがあります。
帯状疱疹の原因は？
帯状疱疹の原因については、体の中に潜伏しているウイルスです。このウイルスは疲れが溜まっている時や大きなストレスを受けて免疫力が下がると暴れだす、このようなメカニズムがあります。
帯状疱疹の症状は？
発症すると、最初は皮膚に神経痛のような痛みが起きるのが特徴です。
神経痛になったことがない人にとって分かりにくい症状ですが、ピリピリ・ズキズキ・チクチクなどの表現になる症状だと思えば良いでしょう。
焼けるような痛みを持つこともあるのですが、これは灼熱感と呼ぶ症状で痛みの症状の後には水ぶくれを伴う赤色の発疹が帯状に生じるのが特徴であり、発疹が帯状になって生じることから帯状疱疹と呼ばれています。
痛み以外にも、かゆみやしびれが生じることもあるので注意が必要です。
初期症状は体の左右のいずれかの神経に沿うように皮膚に痛みが生じたり違和感やかゆみなどが生じます。
痛みについては神経の炎症が原因で起きるもので、皮膚症状の数日前から1週間くらい前に発症しますが、皮膚症状と同時期もしくは少し遅れて違和感などが起きることもあります。これは帯状疱疹の前兆だと考えて構いません。
帯状疱疹、放っておくとどうなるの？
症状は辛い痛みを伴うことからも放置しておけない人が多いようですが、、痛みの度合いは個人差があり、放置しておいても1か月くらいで治るケースも多いようです。
ただ、放置しておくと神経痛などの後遺症が高い確率で起こることからも、前兆を感じたときは医療機関で早めに受診することが大切です。
もちろん、他の病気や単なる湿疹などのケースもありますが、医師の診断で確定されたときなどはこの疾患の特効薬を服用して治療することが最適です。
ただ、症状により入院が必要になることもあるのですが、この場合の治療は主に点滴によるものです。
帯状疱疹はうつるの？
発疹ができると家族にうつるのではないか、このような心配をされる人も多いと思います。
基本的に他人からうつる病気ではないのですが、水疱瘡にかかったことがない人にこれらのウイルスが感染すると同等の症状が起きることもあるので注意しなければなりません。
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